ギア・クラブ アンリミテッド(3goo, Microids, Eden Games)
2017年12月14日、Nintendo Switch専用ソフトとして、「ギア・クラブ アンリミテッド」が3gooよりリリースされました。
開発会社として名を連ねる「Eden Games」は、かつては「テストドライブ アンリミテッド」や「V-Rally」シリーズを開発していた、レースゲーム界では歴史のある会社です。
元々は「Gear.Club」というスマホアプリで、それをSwitchに移植、F2Pタイトルから売り切りにスタイルを変更したものになります。
ガチャや課金要素は全くありませんが、「レースで1位を取って★3つを獲得する」とか「稼いだお金で車の改造設備を設置、アップグレードする」といった要素はF2P版譲り…というかそのまま。
「Nintendo Switch初のリアルドライブゲーム」という触れ込みですが、リアルなのは実車のグラフィック・クオリティだけで、ドライブフィールはかなりアーケードに寄ったものになっています。
一言で例えるなら「サスペンションを感じない」ペッタリした感じ。
Nintendo SwitchのJoy-Conでは、ステアリングはアナログスティック、アクセルとブレーキはZLとZRのデジタルボタン。
なので、スロットルコントロールなどは基本的に不可能です。
が、擬似的にオーバーステアやアンダーステアが発生するので、突如としてコントロール不能に陥ります。
回避手段はいまのところは「十分なブレーキングとペダルフリーなステアリング」という感じ。
一応、一昔前のコードマスターズタイトルのように、リワインド機能によるやり直しもあります。
システム的アシスト機能として「ブレーキ」「車体安定(ABS)」「コーナリング」がありますが、使わなければ報酬額が上がるというモノなので、ABSだけちょっと効かせておくと楽しく走れるかもしれません。
車の挙動としては、リアルと呼ぶには程遠い感じではあるのですが、楽しくないかと問われればそんなことはなくて「案外楽しい」。
GTやForzaのようなリアルドライブゲームを期待すると盛大な肩透かしを食います。
「車好きな人にオススメ!」とか「リアルなレースゲームが欲しい人に!」といった月次なオススメはしにくい感じです。