SD飛龍の拳(SFC、カルチャーブレーン)
SFCの「飛龍の拳S」に続いて出た当タイトルは、「心眼システム」を廃して、ストリートファイターⅡ以降に見られるスタンダードな対戦格闘ゲームに方向転換しました。
また、キャラクターも「格闘スタイル」から選択していた前作までと違い、「キャラクター」単位で選ぶ形になり、より個性が強まりました。
シリーズ主役の「龍戦士」もそれぞれに個性を与えられた形で登場しており、また2以降「ライバル」として登場し続ける「スザク」もボスクラスとして参戦しています。
他の格闘ゲームと違い、ガード側にも有利が付くアクション「スーパーテクニック」「スーパーディフェンス」が存在していたり、ステップイン・アウトやラインずらし、回り込みなどの野心的なシステムが搭載されているのが特徴です。
SD故に顔が大きく、それ故キャラが魅力的なのが良いですね。
2.5頭身の独特なディフォルメ具合、そして攻撃モーションにより誇張される手足という要素は、ゲームボーイやネオジオポケットのタイトル、後のポケットファイターなどにも見られるスタイルです。
若干フレームレートが低めなのが難点ではありますが、よく出来た対戦格闘ゲームなので、機会があれば触って見て欲しいなぁと思います。
